ミュージアムガイド

クルマ文化資料室

文化館
2F

移動は文化
~移動は文化をはぐくみ、文化は移動をいざなう~

当館が収集してきた国内外の自動車に関わる文化資料20万点以上の中から、「移動は文化」をテーマに約4,000点を一堂に展示。
約800台のミニチュアカーから構成されるケースを軸として、ポスターや自動車玩具など多様に織りなされたクルマ文化のありようを紹介しています。

1/43模型でつくる
時間軸

自動車が生まれた18世紀中ごろから現代に至るまでの歴史を自動車模型でたどります。ケースは2つの世界大戦を境に、大きく3つに分かれています。ケース内の模型は、手前から日本、アメリカ、ヨーロッパに分けて置かれています。

1
昔の出版物に見る
乗り物文化

錦絵、引札、うちわ絵、すごろく

開国そして明治維新により、江戸時代までにはなかった馬車や人力車、鉄道や自動車などの乗り物が登場します。交通手段が近代化していく様子を、色鮮やかな錦絵や引札などで紹介しています。
※錦絵は作品保護のため、約1ヵ月ごとに作品を入替展示します。

2
自動車と出版物

自動車雑誌・カタログ

世界初の自動車雑誌『La Locomotion Automobile』をはじめとし、1894年から2000年頃までにヨーロッパ、アメリカ、日本などで創刊した自動車雑誌約60冊の表紙でその変遷を紹介します。カタログは年代ごとに約150冊を展示しています。

3
自動車ポスター

当館では約300点のポスターを所蔵しており、それらを自動車メーカー、自動車部品・用品メーカー、モーターショーなどのテーマ毎に約20点展示しています。
※作品保護のため約2~3ヵ月ごとにテーマに沿って作品を入替展示します。

4
カーバッジ

自動車の誕生以降、数多くの自動車メーカーが創業し、ピーク時、欧米ではそれぞれ500社ほどが名を連ねていましたが、1929年の世界大恐慌で半分以上のメーカーが消滅しました。自動車メーカーにとってブランドイメージそのものであり、自動車生産に関わった人々の情熱がこめられた約400点を展示しています。

5
カーマスコット

1910年頃から1930年代前半にかけて、目印、お守り、ファッション、自己表現の一環として流行した、車を飾るアクセサリーです。金属製カーマスコットを約130点展示しており、またフランスのガラス工芸家ルネ・ラリックが製作したガラス製カーマスコット全29種類の常設展示は世界でも珍しいと言われています。

6
自動車切手

切手の収集を楽しむコレクターは多く、日本でも1950年代から60年代にかけて大流行しました。自動車をテーマにした切手収集が盛んになると、名車や人気車種が美しく描かれたものも増え、自動車切手は現在までに世界で1万5千種以上発行されています。世界初の自動車切手を含む約1,200点を展示しています。

7
自動車玩具・ゲーム

1950年代に欧米に輸出された日本製のティントイ(ブリキ製玩具)、プラスチックモデルキット、スロットカー、ミニ四駆、ビデオゲームなど約780点を展示しています。世界初のダイキャストミニチュアカーや世界初のラジオコントロールカーなども紹介しています。

8
ライセンスプレート

19世紀末にガソリン自動車が発明され、自動車が普及していくと、クルマを識別するライセンスプレートも世界各国で採用されるようになりました。世界各国で走るクルマに取り付けられているライセンスプレートを約80点展示しています。

9
文学、マンガ、映画、音楽

クルマが重要な意味をもつ存在として描かれている文学、マンガ、映画、音楽を約170点を展示・紹介しています。これらに登場するクルマの姿から、時代時代の人々のクルマに対する想いや、その時々の人とクルマの関係性などがうかがえます。

ガイドツアー

当館スタッフが自動車の歴史や見どころなどを解説しながら館内をご案内いたします。

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