ミュージアムガイド
クルマ文化資料室
1/43模型でつくる
時間軸
自動車が生まれた18世紀中ごろから現代に至るまでの歴史を自動車模型でたどります。ケースは2つの世界大戦を境に、大きく3つに分かれています。ケース内の模型は、手前から日本、アメリカ、ヨーロッパに分けて置かれています。
1
昔の出版物に見る
乗り物文化
乗り物文化
錦絵、引札、うちわ絵、すごろく
開国そして明治維新により、江戸時代までにはなかった馬車や人力車、鉄道や自動車などの乗り物が登場します。交通手段が近代化していく様子を、色鮮やかな錦絵や引札などで紹介しています。
※錦絵は作品保護のため、約1ヵ月ごとに作品を入替展示します。
2
自動車と出版物
自動車雑誌・カタログ
世界初の自動車雑誌『La Locomotion Automobile』をはじめとし、1894年から2000年頃までにヨーロッパ、アメリカ、日本などで創刊した自動車雑誌約60冊の表紙でその変遷を紹介します。カタログは年代ごとに約150冊を展示しています。
3
自動車ポスター
当館では約300点のポスターを所蔵しており、それらを自動車メーカー、自動車部品・用品メーカー、モーターショーなどのテーマ毎に約20点展示しています。
※作品保護のため約2~3ヵ月ごとにテーマに沿って作品を入替展示します。
4
カーバッジ
自動車の誕生以降、数多くの自動車メーカーが創業し、ピーク時、欧米ではそれぞれ500社ほどが名を連ねていましたが、1929年の世界大恐慌で半分以上のメーカーが消滅しました。自動車メーカーにとってブランドイメージそのものであり、自動車生産に関わった人々の情熱がこめられた約400点を展示しています。
5
カーマスコット
1910年頃から1930年代前半にかけて、目印、お守り、ファッション、自己表現の一環として流行した、車を飾るアクセサリーです。金属製カーマスコットを約130点展示しており、またフランスのガラス工芸家ルネ・ラリックが製作したガラス製カーマスコット全29種類の常設展示は世界でも珍しいと言われています。
6
自動車切手
切手の収集を楽しむコレクターは多く、日本でも1950年代から60年代にかけて大流行しました。自動車をテーマにした切手収集が盛んになると、名車や人気車種が美しく描かれたものも増え、自動車切手は現在までに世界で1万5千種以上発行されています。世界初の自動車切手を含む約1,200点を展示しています。
7
自動車玩具・ゲーム
1950年代に欧米に輸出された日本製のティントイ(ブリキ製玩具)、プラスチックモデルキット、スロットカー、ミニ四駆、ビデオゲームなど約780点を展示しています。世界初のダイキャストミニチュアカーや世界初のラジオコントロールカーなども紹介しています。
8
ライセンスプレート
19世紀末にガソリン自動車が発明され、自動車が普及していくと、クルマを識別するライセンスプレートも世界各国で採用されるようになりました。世界各国で走るクルマに取り付けられているライセンスプレートを約80点展示しています。
9
文学、マンガ、映画、音楽
クルマが重要な意味をもつ存在として描かれている文学、マンガ、映画、音楽を約170点を展示・紹介しています。これらに登場するクルマの姿から、時代時代の人々のクルマに対する想いや、その時々の人とクルマの関係性などがうかがえます。