201910/10(木)→20204/12(日)
トヨタ博物館文化館2階 企画展示室
「T型フォード」。アメリカが産んだその存在を抜きにして自動車史は語れません。1908年のデビューから1927年までの間に、大量生産システムによるコストダウンや運転の簡素化など数々の技術革新を成しとげ、1500万台以上生産されて自動車の大衆化に大きく貢献しました。
この空前のベストセラーカーが社会にもたらしたものは、単なる工業製品としてのクルマにとどまらず、人の移動や物流システムを劇的に変化させ、都市計画やライフスタイル、人々の意識までも変容させる「イノベーション」そのものでした。
自動車産業が100年に1度の大変革期といわれる今、本展では約100年前のT型フォードのイノベーションの源を検証し、今後のモビリティの行方を考える一助としたいと思います。通常の展示とは趣の異なる「分解展示」も実施します。