トヨタ博物館富士モータースポーツミュージアム実施日:2025年6月19日(木)~ 場所:P2駐車場 整備室では、収蔵車の「動態保存」を重視して車両整備を行っている。収蔵車は約600台に及び、100年以上前のものから現代のものまで、多様な仕組み・構造に対応すべく、過去の整備記録を参照しつつ、2人ペア×4班体制で月平均約15台を整備している。外装、内装、エンジン、足回りなどは経年に伴い劣化や不具合、油脂類の漏れが発生する。最終的には走行できる状態まで整備し、走行確認後は燃料を抜いて収蔵できる状態に整えて収蔵する。1台毎に数年に一度これらの整備を繰り返す事で、次世代に引きつなげる収蔵車として維持・保存している。古い車には炭や薪で走る特殊な車両もあり、整備が難しいものもあるが、トラブルシュートを行いながら「動態保存」にこだわり、後世に残せる整備を心がけている。近年はHEV、PHEV、BEV、FCEVなど次世代車両も増えており、新しい技術や知見を得るために、社内他部署や協力会社と連携しながら整備に取り組んでいる。人材育成や技能伝承を進めながら整備室の技術力向上を図り、今後もイベントや企画、走行披露などを通じてクルマファンやトヨタ博物館のファンを一人でも多く増やしていきたい。クルマを文化に育て、お客様に喜んでいただけるよう、1台1台を丹精込めて整備していく。 整備終了後は、車両の走行確認を行っている。まず整備担当メンバーで確認し、車両の状態を把握・体感して適合性を高める。次に館長や学芸員スタッフが確認走行を行い、学芸活動に活かすためにそれぞれの車両の走行特性や乗り味を体感し、整備を完了としている。 2025年からは、中断していたキャスト(案内スタッフ) への「同乗走行」を再開した。クルマ館の整備完了車を中心に同乗してもらい、展示車の外観だけでなく、走行時の乗り心地や現代車との違いなどを体感してもらうことで、来館者への案内に役立ててもらう取り組みである。この同乗体験は、整備後の工程として計画的に実施すると共に、今後も継続して取り組んでいく。78日谷 浩昭、軽部 真一(学芸・企画1グループ)写真1 整備の様子写真3写真2 整備の様子写真4Ⅴ:「クラシックカーの魅力体験」11車両整備2整備車両走行テスト車両整備、テストを兼ねた走行披露
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