トヨタ博物館 年報2025
59/158

トヨタ博物館富士モータースポーツミュージアム開催日:2025年4月18日(金)、19日(土) 場所:東京都中央区 東京高速道路(KK線) 東京高速道路(KK線)は1959年に供用を開始し、銀座の街中を通り、新幹線と並走する東京を代表する道路であるが、2025年4月をもって廃止され、施設を活かした歩行者中心の公共的空間になることが決まっている。 道路の廃止にあたり、クルマのための道路から人のための空間にバトンタッチし、60年余にわたる道とクルマの歴史を振り返るセレモニーが企画され、トヨタ博物館として他メーカーとも協力して出展することとした。 イベントの出展車両としては、①日本の自動車界の黎明期の車両(スバル360、パブリカ、コルト1100)②世界に進出した日本車(2000GT、コスモスポーツ、ベレット、117クーペ)③オイルショックの時代(スカイライン、デボネア)④経済成長と日本車の進化(シティ、マークⅡ、シーマ、MR2、ロードスター、フィガロ)⑤21世紀に向けたクルマ作り(プリウス)というストーリーと車種選定となり、当館はマークⅡ(1986年式GX71)とプリウス(1998年式NHW10)を出展した。 上記車両がKK線の新橋付近から出発して数寄屋橋を通り、有楽町付近のセレモニー会場までパレードランし、その様子は同時配信されつつ、当時の技術やデザインの特長が解説され、社会と道路とクルマの進化の歩みが伝えられる場となった。 その他、地域の方が歩行でパレードし、クルマのための道路から歩行者のための道路にハンドオーバーされるセレモニーや、一般参加者による歩行イベントやマラソンイベント等が行われた。 パレードランやセレモニー、歩行イベント等は、東京のランドマークの中を走り、歩くイベントであったこともあり、経済紙やテレビ局を含めた多くのメディアによって取材配信された。当館としても歴史的なクルマと社会との関わりを発信するイベントに協力することができ、また、道路もクルマ文化の一つであると感じたイベントであった。55谷中 耕平(学芸・企画1グループ長)Ⅱ:「クルマ文化に触れる場づくり」ー館外イベント出展 4写真1 出展車両写真2 パレードラン写真3 セレモニー1出展の狙い2出展内容3所感館外イベント出展:東京高速道路(KK線)リボーンセレモニー

元のページ  ../index.html#59

このブックを見る