トヨタ博物館 年報2025
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トヨタ博物館富士モータースポーツミュージアム Zone9では、戦後の日本の乗用車づくりを重要な史実に沿って見学できるようにした。すなわち「トラック以下」と呼ばれた黎明期/通産省の後押しによる外国メーカーとの技術提携/軽自動車の誕生/「国民車構想」と新規メーカーの参入/大衆車の成立である。新たにトヨペット スーパー、スズライト、マツダ R360クーペを加えた。併せて日・米・欧の展示ラインを明確にし、見やすさを向上した。 Zone10では、日本製クーペの台数を削減し、本来のスペースに収めた。また、大阪府堺市の協力によりBMW車を追加した。 Zone11は、日本車の技術史の大エポックであったホンダのCVCCエンジンによる“マスキー法”クリアをテーマである“社会課題への対応”の代表としてこれを中央に配置した。また、フロア中央にあった展示什器を撤去し、Zone11-12の車両展示スペースを確保した。 Zone12のテーマは“多様化”だが、人気の高性能車に偏り、かつトヨタ車比率が極めて高かった。そこで、車両の調達を含めて大幅な見直しを図った。バブル経済を代表する日産 シーマや乗用車ベースの低床ミニバンで一時代をつくったホンダ オデッセイ、さらには低迷していた軽自動車を復活させたスズキ アルト、コンパクトカーづくりの新機軸ホンダ シティとモトコンポ、そして大ヒットしその後のデザインにも大きな影響を与えた日産Be-1を加え、多彩な展示ラインナップとした。また、Zone12は1980年代から2010年代までの30年に及ぶ期間に合わせて展示車を6台増加した。 Zone13は、多様化する動力源を展示し未来の主流を考えてもらうことがテーマであり、少数の販売に止まり市場プレゼンスを得られなかった車種や“変わり種”に過ぎない少量生産のEVスポーツなどを外した。 見直し前後の全体レイアウトを図3に示す。37日本車欧州車日本車欧州車日本車米国車米国車(7)(24)(4)ZONE 09(21)ZONE 13(5)ZONE 12(13)(19)ZONE 10-1(6)ZONE 10-2(22)(19)2025年1月2025年9月図3 クルマ館3階レイアウト 上:見直し前  下:見直し後■図3 見直し前後のレイアウト

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