4554トヨタ博物館富士モータースポーツミュージアム実施日:2025年4月~6月 場所:クルマ館3階《ねらい》《実施事項》 トヨタ博物館では、2025年春から夏まで数度に分けて、クルマ館3階展示車両の入替えを行った。以下報告する。 クルマ館3階は2016年に大がかりな展示変更を行った後、約10年が経過した。この間、ご寄贈や新規調達により収蔵車両は増加したが、局所的な車両の入れ替えや追加は行ったものの3階全体を俯瞰した見直しは行ってこなかった。その結果、常設展示に相応しい個体が収蔵庫に眠る一方で、展示に疑問符のつくクルマも散見されるようになるなど課題が明らかになったため、昨年から検討をはじめ、今回実施することにした。 今回の見直しのねらいとそのために実施した主な検討は図1のとおりである。 トヨタ博物館では、毎日定刻のキャスト(案内スタッフ)によるガイドツアーで世界の自動車史をご案内しているが、近年になり、日本にある自動車博物館として、日本の自動車づくりの観点から学芸スタッフがゲストや研修参加者をガイドする機会も増えた。ところが、特に日本の乗用車づくりを解説するために重要な車両が抜けている一方で、歴史解説上かならずしもマストではない展示車両があり、展示位置も分散しているなど解説にあたって不都合な点が多く、これを改めることが今回のみなおしの最大のねらいである。 また、展示室には年代とテーマによるZoneが設けられているが、Zoneごとの展示車両の台数に偏りがあり、これを是正することにより、見やすい展示室とすることもねらいとした。 各Zoneの見直しの主旨・ねらいと実施内容は、図2のとおりである。36鳥居 十和樹(学芸・企画1グループ) 日本の乗用車づくりを通史で知る 各時代の自動車づくりを偏りなく知る 見やすい 収蔵車両を含め展示車を再検討 Zoneごとの展示台数偏りを是正Zone9旧展⽰台数21新展⽰台数24主旨とねらい図2 見直しの内容Zone102826展⽰⾞の妥当性再検証(⾃動⾞史の流れが語れるか︖ 時代を代表しうるか︖ エポックか︖ 他⾞との重複はないか︖)Zone121319Zone133階 計7178Zoneテーマ戦後それぞれの再興対象期間約10年新旧差+3①戦後⽇本の乗⽤⾞史充実②⽇⽶欧展⽰ラインの整理モータリゼーションの進展約10年-2①⽇本製クーペの整理②展⽰エリアの順守社会課題への対応約8年+1①陳腐化した什器の撤去②Zone中⼼にシビックCVCC多様な需要と⾞種約30年+6①テーマと期間に応じた台数②⾰新的軽・⼩型⾞の展⽰①HEV⾞の整理②エポック性の確認電動化約17年-1+7Ⅰ:「クルマ文化に触れる場づくり」ー展示活動 5図1 見直しのねらいZone111背景2ねらい3実施内容クルマ館3階常設展示車両の見直しについて
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