トヨタ博物館 年報2025
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トヨタ博物館富士モータースポーツミュージアム①阪神タイガースリリーフカー:②後楽園リリーフカー③東京2020リリーフカー期間:2026年1月4日(日)~ 2月1日(日) 場所:文化館1階 エントランス 当館では、自動車に興味を持っていただくために、随時さまざまな展示やイベントを行っている。今回はその入口を「野球」とし、これまでトヨタ博物館に興味・関心がなかった層に認知いただくきっかけづくりを行った。自動車と野球は一見結びつかないテーマに見えるが、球場で活躍する「リリーフカー」に着目したことで「はたらくクルマ」というテーマへ広げることができ、本展示の企画へ発展させることができた。 また、野球のピッチャーを乗せるためだけという使用目的が限定された乗り物であるため、クルマとしての面白さはもちろんのこと、どのように製作されたのかといった、モノづくりの観点からも興味を得られると考えた。 本展示では、「リリーフカー」の役割や魅力について、実物展示・乗車体験・インタビューパネル・講演会を通じて紹介した。 展示は文化館1階エントランスで行い、車両は入館チケットがなくても自由に見学できるようにした。展示車両は以下の3台である。①阪神タイガース ホームチーム用リリーフカー(阪神甲子園球場所蔵)(以下、阪神タイガースリリーフカー)②後楽園スタジアム リリーフカー(野球殿堂博物館所蔵)(以下、後楽園リリーフカー)③東京2020大会 リリーフカー(トヨタ自動車所蔵)(以下、東京2020リリーフカー) このうち、②後楽園スタジアムと③東京2020大会で使用された2台のリリーフカーは、入館チケットを提示することで乗車可能とした。展示車両の選定理由について述べる。 阪神甲子園球場でエコプロジェクトが進む中、リリーフカーの電動化が検討され、トヨタの電動小型モビリティ「C+pod」に白羽の矢が立った。その際の窓口となったのが、当館館長に就任前の榊原だった。前職での業務をきっかけに借用の話が進み、プロ野球のシーズンオフのタイミングで貴重な現役リリーフカーをお借りすることがかなった。 野球殿堂博物館でリリーフカーを展示していることを知り、野球ボール型のユニークな形から、リリーフカーの変遷を語る上での必要性を感じ、借用依頼し、展示した。 野球殿堂博物館の担当者から情報提供があり、トヨタ自動車内のリリーフカーの存在を知った。担当部署などを捜索している段階で、阪神タイガースリリーフカーを手掛けたデザイナーが関わっていることを知り、一緒に展示することに意義を感じ、展示した。 いずれも実際に野球場で活躍した車両(阪神タイガースリリーフカーは現役車両)であり、来館者は間近で観察できるだけでなく、乗車体験を通じてその特徴を体感することができた。30小室 利恵(学芸・企画1グループ)(1) 実車展示Ⅰ:「クルマ文化に触れる場づくり」ー展示活動 41企画の背景と目的2展示内容エントランス展示 「乗ってみよう!はたらくクルマ特別展示 リリーフカー」

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