トヨタ博物館 年報2025
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トヨタ博物館富士モータースポーツミュージアム実施日 : 2025年10月3日(金)~2026年4月5日(日) 場所 : 文化館2階 企画展示室 2024年11月に世界自動車博物館会議が日本で初めてトヨタ博物館にて開催された。世界中の自動車博物館が集まる会場のプレゼンテーションで海外各館から日本車をテーマとしたものがいくつか発表され、参加者が特に’80年代から’90年代の日本車について熱く語り合う様子を目の当たりにした。海外での日本車の人気は私たち学芸スタッフも認識していたものの、私たちの想像以上に世界で日本車が愛されている事実を改めて認識した。この海外における日本車人気を「来館者の方々に広く知っていただきたい」という思いを込め企画展テーマとして取り上げることとした。当館の来館者の半数は海外からいらしており、日本の来館者の方はもちろん、こうした海外からの来館者にもJDM車人気やその理由をお伝えすることとした。また世界自動車博物館会議は国内自動車メーカー14社※1と一体となって開催したイベントである。このイベントで培った国内自動車メーカーとの連携を一過性のものにするのではなく継続して連携していきたいという思いで今回の企画展示は国内自動車メーカー各社のご協力を得ながら開催することとした。 今回取り上げる’80年代から’90年代の日本車は人気のテーマであるため、実施期間はこれまでの企画展よりも長めの約半年間とした。半年間の会期を前半期と後半期に分け、車両入替などの模様替えを行うことで同じ企画展に複数回来ていただくことを狙った。 海外で人気の日本車の中でも、JDMと言われる車両は特に海外で人気が高い。JDMとはJapan Domestic MarketもしくはJapanese Domestic Marketの略(以降JDMと表記)で日本国内のみで販売された車の意味である。今回はこうしたJDMの車両を中心に取り上げるため、日本の皆様にはなじみの薄いJDMという言葉をあえてタイトルに入れ、タイトルは「What’s JDM?」と設定した。 ’80年代から’90年代の日本車の中から海外で人気の車両をYouTubeやウェブサイトで調査を実施。当館の所蔵有無にかかわらずリストアップした車両から各乗用車メーカーからご協力いただける車両を募った。アニメや映画で取り上げられる車両はクーペタイプのスポーツカーに偏りがちであるが、海外ではジャンルを問わず日本車の人気が高いため幅広いジャンルの車両となるよう選定した。その結果各メーカーより概ね1台ずつの車両をお借りすることとなり全15台のラインナップとなった。自動車メーカー7社と日本自動車博物館から計11台の車両をお借りすることで、充実した車両展示を実現することができ、メーカー連携の重要性を改めて感じた。13岩澤 光一郎(学芸・企画1グループ)(1) 実施期間(2) タイトル(3) 車種選定Ⅰ:「クルマ文化に触れる場づくり」ー展示活動 21企画のねらいと背景2実施内容企画展「What’s JDM?     –世界が熱中する’80-’90年代の日本車–」

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