トヨタ博物館富士モータースポーツミュージアム実施期間:2025年9月18日(木)~2026年3月31日(火) 場所:2階 ル・マンコーナー周辺 当時を知る世代からは「感慨深い企画」との賞賛を多くいただき、当時を知らない世代には、実車と当事者の証言を組み合わせることで、富士モータースポーツミュージアムならではの「歴史体験の場」を提供することができた。 また、自動車メーカーやチームにとって、どんなに活躍した車両であっても後年に渡り維持していくことは困難であり、その多くは抹消されたり個人オーナーの手に委ねられている。そんな貴重な車両を発掘・展示していくことにも意義を感じている。 今後もFSWに隣接したミュージアムとして独自性あふれる企画を積極的に展開し、さらなるコアファンの獲得とモータースポーツ文化の継承に努めていきたい。【展示車両協力】ローラ T70 MkⅢ:東都運業株式会社 河野義和様ポルシェ 910:Racing Gear Collectionいすゞ ベレットR6:Katsuyuki Racing Service 青木克之様ニッサン R382:日産自動車株式会社ダイハツ P5:ダイハツ工業株式会社日野コンテッサ:日野自動車株式会社 富士モータースポーツミュージアム(以下、FMM)は、2024年4月より富士モータースポーツフォレスト(以下、FMSF)の一員となり、その役割は「モータースポーツの歴史の継承」について、FMSFの各施設と関連づけて魅力を発揮する施設として、役割を拡大させている。 本展は、FMMが企画展の専用展示スペースを持たないという制約の下、常設展示の魅力を引き出し、秋~冬の閑散期にかけて、安定的な集客を維持するための戦略的試みとして位置づけた。 FMMの企画展としては、これまでの最大規模であり、テーマ・内容をめぐり議論も百出したが、限られた人員による最大のチームワーク、役割分担で実施にこぎつけることができた。以下、実施した内容を報告したい。 富士スピードウェイ(以下、FSW)との歴史的親和性が高く、幅広いファン層を持つ「耐久レース、特に1980年代からの世界への挑戦」を主軸に据えた。• コンセプト:「1980年代:日本の自動車メーカー・レーシングカー コンストラクターが世界へ飛躍した変革期」の可視化。• 展示車両の戦略的構成 童夢RL-81(1981年)/85C-L(1985年):日本の挑戦の象徴として、レーシングカー コンストラクターの株式会社 童夢 へ直接交渉を行い、借用を実現。 ニッサンR85V(1986年):自動車メーカーを代表し、時代背景を物語る最適な車両として、決定。 トヨタ スープラHV-R(2007年)、TS050 HYBRID(2019年):常設展示車両のマツダ787B(1991年)、トヨタ TS020(1999年)と年代をつなげることで、スポーツプロトタイプの進化を体系化するとともに、初期のハイブリッド レーシングカーのスープラHV-Rを展示し、ハイブリッド化という動力の転換、さらには水素へのエネルギー転換のロードマップをご紹介。128富士モータースポーツミュージアム 山田 卓弥Ⅰ:「クルマ文化を伝える」ー展示活動 23振り返りと今後に向けて1企画展の目的2企画内容、展示車両企画展「耐久レースと日本~クルマを鍛えた進化の足跡~」
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